香港といえば何を思い浮かべますか?

ショッピング天国、100万ドルの夜景、高層ビル、世界の貿易・物流センター 、国際金融都市、関税・消費税が無いとかでしょうか?
大気汚染(日本でも昔騒がれたPM2.5値が高い)とか、日本を抜いて長寿大国ランキング1位!とか様々な印象があるのも事実です。ビジネスの観点で取り上げると、大きなポイントとしては中国大陸の玄関、世界へのゲートウェイの香港という印象が強いのではないでしょうか?
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では、世界へのゲートウェイ、中国大陸の玄関だから世界各国から企業が香港に集まってきているのでしょうか?
詳しくはココでは説明できない内容もありますが、簡単に5つを下記にまとめました!

海外展開の橋頭堡を香港にするメリットは大きく以下の4つ

1. 物流の利便性、関税がかからない

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基本的には”すべての品目が、ゼロ関税で輸入できる”というのが香港のメリットです。通関の品目分類は、世界税関機関(WCO)が定めたHS分類によりまして、
香港税関は2015年11月13日に輸出入貨物分類表を改訂し、2016年1月1日から通関手続きに導入する予定。改訂されたのは魚類、肉製品、化学製品、肥料、ゴム製品、紙と機械の7分野
ソース:Jetro香港
ライセンス申請しなければ香港に入れられない商品なども御座いますので、詳しくはお問い合わせ頂ければと思います。

2. 【香港は中国大陸の玄関】中国人の観光客数が年間5000万

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香港は中国の一部だという認識から、中国人が香港へ海外旅行するというのは中国の認識からして異なるため、正確なデータを拾うことができませんでしたが、2017年度、香港への観光客数(中国人も含め)は7000万人、2023年には1億人を超えるであろうと予測されている。現在のデータで7000万人の内、4,280万人(2016年)が中国人観光客になるのが事実です。
ということは、平均357万人が月に中国から香港に来ていることになります。香港で道を歩いていて、2人に1人くらいが中国人ということですね。
(ソース:hktv / forbes):香港への観光客数の内77,7%は中国大陸からの観光客
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▲2023年には香港への観光客数が1億人を突破する
ちなみに、日本は2017年度の訪日観光客数は2700万人を突破するのではないかと予測されています。(ソース:JTB予測)
日本とはまだまだ比べ物にならないくらいの数の中国人観光客が香港に訪れています。

3. 香港での法人設立の障壁が低い

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設立条件

  • 満18歳の株主と取締役が最低1名
  • 法定秘書一名(香港永久居民または香港会社による担当する)
  • 香港登録住所

インターネットで簡単!「註冊易」による設立(1日間で設立)

  • 電子「註冊易」による設立(約1日間)
  • 新しい香港会社の設立(約10日間)
  • シェルフカンパニーの購入(即ち ペーパーカンパニー、約2日間)

必要書類

  • 中国語、英語の会社名
  • 株主、取締役の身分証またはパスポートコピー
  • 香港登録住所(康栢提供可)
  • リライト

銀行口座の開設に関してが近年スムーズにできないことが多々ありますので、その点は法人設立や口座開設のプロヲ】ご紹介致します。

 

4. 日本ブランドは香港人の生活に深く浸透して 、切っても切れない存在となっているから

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生活雑貨、便利グッツ、ファッション、食品、電化製品など香港中どのショッピングモールやスーパーを覗いてみても、沢山の日本の商材が陳列されています。「無いと困る」そのレベルまで日本ブランドの商品は香港で浸透しています。

▼購入意思決定の違い「安いから」では購入しない

日本のように安いから買っておこうみたいな購入時の意思決定機会は日本に比べると格段に低いです。香港人をそうさせている原因は下記の通りです。
  • メイド・イン・”C”の生活雑貨による問題が過去に多かったから
  • 低所得高物価
  • 値段が安い=購入の後押し、ではない(類似商品で安い商品は探せば沢山発見できるから)

4年前くらいになりますが、メイド・イン”C”の食品の恐ろしさみたいなものが、ネット上でバズっていました。スーパーで購入した卵、パックを開けて、1mくらいの高さからそのまま落下させると、地面で割れずにスーパーボールの様に跳ね返って戻ってくる!という動画を今でも鮮明に覚えています。何を食べさせたらそんな卵を生むのか?これはテロだ!などのコメントが蔓延していたのも記憶に新しいです。数日後には綺麗サッパリWEB上から同じような記事やコメントが無くなっていたのも、また驚きでしたが,,,,,

また、ひとつ商品をピックアップしても、パクリ商品、似たような他ブランド、似たようなペッケージの別商品など様々な商品が香港中に蔓延しているのは事実です。「日本人は財布の紐がゆるいから安いだけで買ったりするよね」なんてよく香港人に何度も言われたことは事実です。

▼日本ブランドは安心・安全・高品質・洗練されている

我々日本人は、日本商品を購入する際に「これはどこ産だ?」「これは口にして安全なのか?」なんて殆どの人は考えずに購入していますね。日本人は日本では日本で販売されている商品は「安全」という潜在的な意識が既にあるので、疑う必要なんて無いわけです。このことは香港人も承知の事実であって、「メイド・イン・ジャパンはいいもの!」という認識は既に定着しています。
日本規格の商品・サービスというだけで香港での多少のアドバンテージがあるのは事実でしょう。

▼香港人の商品価値を見極める能力は高い

[香港人の商品価値を見極める能力の高さ]=[商品価値と値段のバランスが合わなければ買わない]

少し述べましたが、香港人のモノの価値を見極める力は高いということが言えます。ヨーロッパではフランスで流行ればヨーロッパで流行ると言われているように、香港人に認めてもらえれば、その後の可能性が広がってくるわけです。
問題として、現在の香港では、尖沙咀やセントラルなどの中心地などの地価が急激に高騰している場所では、家賃の急激な値上がりから商品やサービス値段も比例するようにあがり、値段と商品価値のバランスが合わなくなってきているのが現状であったりします。
その結果、中心地はどんどん香港人が減り、ディベロッパーや小売商店など経営者も郊外型のビジネス展開になってきているのが現実です。
商品価値に見合う値段で香港消費者に商品・サービス提供しなければ、一過性の販売になってブランドの価値を下げてしまうことになるでしょう。

 ちなみにデメリットはないの?

 大きく不安要素としてあるのは、2047年に香港は中国に返還されます。一国二制度が終わるということです。
だれも何が起こるのか?予測できないのが現状です。全く想像ができない未来ほど怖いものはありませんね。これが大きなデメリット、というかリスクでしょうか?